ソーシャルグラフの拡大と居心地の良い空間を保っていく事が
トレードオフに成り得ることだとボクは考えています。mixiはこれまで友人間で分かるニックネーム上で共有が行われる事で、
居心地の良い空間を保ってきました。
だからこそ先日のナイキIDのようなソーシャル広告が成立していました。
一方でmixiがFacebook化を進めている事は誰の目にも明らかな事実であり、
それは即ちソーシャルグラフの形成を友人間だけに留まらせず、
より実世界に近い人間関係をインターネット上にも反映させる事を意味していて、
当然これまでは共有出来た事が、「共有出来ない」ケースもでてきて、
居心地の悪さを感じるユーザーもも出てくると思います。
このトレードオフの課題の解決のヒントは、
Google+にあるのではないかと思っています。
Google+は設計の発想が、ソーシャルグラフのより緻密でデリケートな形成に
フォーカスされてい
ちなみに、先日ColorがGoogleからの160億円での買収提案拒否という
ニュースが流れましたが、
弱いキズナの象徴でもあるcolorを買収しようとした事で、
Facebookと目指しているところが違う、単純な繋がりだけを示した「ソーシャルグラフ」ではなく、
関係性を定義した上で繋がる「リレーショングラフ」目指す事 が
明示されたのではないかと思っていて、より「プライベートグラフ」に近いものを感じました。
Google+は友人を追加する時に、同時に関係性を定義する事を
デフォルトにする事によって、サークルだからこそ出来る共有を 産み出そうとしていますが、このサークルの設計は、
mixiにとって色々とヒントになるんではないかと思います。
もちろんGoogle+のユーザーとmixiのユーザーのリテラシーの差は明らかで、
その点は考慮したUIが必要だと思いますが、
UIは結局慣れの問題かなと思っているので、
個人的にはマルパクリでもいいんじゃないかと、
全くの当事者ではないからこその楽観的な考えでいたりします。
(だって今回のインターフェースは、マルパクリしてもイイくらい使いやすいもん)
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