関係者から話を聞いたとか、信頼できる情報ソースがあるとか、
そういったことは全くなく、もう完全に個人的な妄想です。
でも妙に自分の中では「そうなるんじゃないか」って思ってます。
いわゆる根拠の無い自信ってヤツです。
エクスキューズはこれくらいにして、
facebookが次に狙う領域はヒトが言語化できない思考の可視化
だと思っています。
今年のF8ではタイムライン等の機能が発表されました。
昨日の詳細等については他のブログに譲りますが、
熊坂氏はブログにて、タイムラインのことを以下のように表現しています。
これはもはや単なる「プロフィール」ではなく、自分の人生のストーリー、あるいはヒストリーそのものだ。好きな音楽、映画、テレビ、本、ゲーム、関連のある場所を記した地図などのアプリ、日々アップする写真やストーリーが、重要性に応じて配置される。それらのコンテンツは時系列にアーカイブされていき、スクロールダウンすることで、最後は生まれた時までさかのぼれるのだ。マーク・ザッカーバーグが発表した新しいFacebook(2011 f8まとめ)
今回のタイムライン等の機能が本格的に実装されたら、
過去を含めた言語化出来る人間の思考は、
ある程度の規模可視化出来るようになります。
そうなると、「もはや」次に狙う領域は、
言語化できない無意識の思考の領域しか
「残っていない」気がしています。
そもそも人間の思考のうち、自分自身が認識できる思考って
実は僅か5%で、言語化できる思考は、その更に5%前後。
要は人間の思考のほぼ100%は表層化されない無意識で、
この膨大な手つかずの未知の領域は、
DB化できればドル箱に化けるポテンシャルがあると思います。
なぜこの領域はドル箱のポテンシャルがあるのか?
例えばマーケティングリサーチ。
マーケティングリサーチには大きな落とし穴があって、
仮説に基づいて集められたデータは、
その仮説を肯定する結果にしかならないということです。
表層化される思考は、何が思考の顕在化の引き金になったかで
決まるので、例えば質問の配列・順序の違いによって
調査結果が全く異なるという現象は数多くあります。
つまり、人間の言語化できる思考に頼ってリサーチしているうちは、
リサーチャーの仮説が正しくない限り、
消費者インサイトは捉えることは不可能ということです。
そこで、もしFacebookが無意識の領域をDBとして手中に収めたとして、
マーケティング領域に関わる人が、
そのDBを欲しがらない理由がない気がしています。
そう考えると、無意識の領域は割とドル箱の領域であって、
認識・言語化できる思考を手中に収めつつあるFacebookが、
無意識の領域の可視化に挑戦することは、
結構自然な流れのような気がしてきていますドヤッ